こんにちは!
今日は、ご家庭でもできる療育アイデアを4つご紹介します!
「板書が間に合わず、連絡帳がいつも途中までしか書いていない」などの困りごとがある保護者の方や、療育関係者は必見です!
①板書が間に合わない
ノートや連絡帳を最後まで書ききれないお子さんには、ビジョントレーニングや短期記憶のトレーニングが効果的です。
板書というのは、①黒板の字を認識する→➁覚える→③ノートに書く という3ステップの行為です。
ここで、①黒板の字を認識する所と、黒板からノートへ視線を移す所で、素早い眼球運動が求められます。
また、パッと見て認知する瞬間視の力も必要です。
黒板に書いてあることを覚えてノートに書くため、短期記憶の力も必要です。
では、どうやってビジョントレーニングと短期記憶のトレーニングをしたらいいのでしょうか?
アイデア①
何かイラストや写真、単語が書いてあるカードを用意します。
それを一瞬見せて、何だったのかを覚えてもらい、紙に書いてもらいます。
一瞬で認知する力や、短期記憶の力が育ちます。
難しければ、一瞬見せたものがなんだったのかを、5秒後に口頭で言ってもらうという方法もいいと思います。
アイデア➁
黒板やホワイトボードに書いてある文章を、単語や文節で区切って、それをつぶやきながら書く練習をします。
例えば、「桃太郎は鬼退治に行きました」という文だったら、まず「桃太郎は」を覚えます。
そして、「ももたろうは……」と呟きながら、手元のノートに「ももたろうは」と書きます。
この練習で、覚えやすいように短く区切るコツを習得し、短期記憶も鍛えることができます。
おわりに
板書をしっかりとれるようになるためのトレーニング方法をご紹介しました。
低学年のお子さんは、まずは書いてあることを最後まで写すことを目標にしましょう。
高学年のお子さんには、ノートの取り方や、見直した時に見やすいテクニック等も一緒に教えてあげるといいと思います。