今回は、お子さんが児童発達支援や放課後等デイサービスに行きたがらない時の対処方法を3つご紹介します。
元放デイ職員のよっとが、経験談も交えながら解説!
①理由を聞いてみる
行き渋り時の対応として、まず思いつくのが「なんで行きたくないの?」と聞くことでしょう。
自分の気持ちを言葉で表現するのが難しい子には、「○○だから行きたくないの?」などと、考えられる要因を伝えて、そこから選べるようにすると良いです。
すんなり理由を言ってくれれば苦労しないよ!という方も多いかと思います。
嫌なこと等されてないかは要確認
もし療育に行きたくない理由を言ってくれなくても、「療育先で誰かに嫌なことをされていないか」は徹底的に確認しましょう。
最近では、保育士の体罰のニュースがたくさん報道されていますし、他児だけでなく職員からも嫌なことをされていないか確認が必要です。
お子さんに聞くだけでは不安という方は、療育施設に電話で聞いてみるのも◎。
何かあれば、きっと包み隠さず教えてくれるはずです。
➁ご褒美をあげてとりあえず行ってみる
その時の気分や、「まだゲームをしたいから」というような理由で行き渋っていそうな場合は、ご褒美をあげる約束をして、とりあえず行ってみるのも◎です。
「療育に行った帰りにチョコ買おうね」などの、簡単なご褒美でOK。
実際に、私が放デイで働いていた時に、来た時はものすごく文句を言って帰りたがっていた子が、実際活動に入るとニコニコ楽しそうで、帰り際に「まだ帰りたくない~」と言っているお子さんがいました。
その時の気分に忠実なお子さんも多いので(時間間隔が弱いとより一層そうなりがち)、来てみたら楽しかった!というケースも多いです。
「行っちゃえば楽しい」を繰り返していくことで、自然と行き渋りも減ってくるはずです。
まずは、ご褒美をあげてでも、「行ってみる」を実践できると良いです(ご褒美くれなきゃ行かないもん!と言い始めたら要注意)。
③療育の職員に相談してみる
個人的に、一番とってほしい行動が「職員に相談する」です。
誰かに嫌なことをされたとか、苦手な活動を前回したとか、そういった情報を職員は持っているので、相談するのが一番手っ取り早いことも多いです。
職員も行き渋りの原因がわからなかったとしても、活動の中で上手く聞き出せる可能性もあります。
実際、私が行き渋っていた子を担当した時、「来るときはムカムカしてたんだよ」と理由を教えてくれたこともありました。
また、「親には言いづらいけど職員になら言える」というケースもあります。
軽めの行き渋りでも、お休みするほどの行き渋りでも、とにかく職員に一言伝えていただけると、対応を考えられるので職員は喜びます!
ぜひ気軽に相談してみてください。
まとめ
療育に行き渋りをする時の対処方法を3つご紹介しました。
「療育先で嫌なことをされていないか、嫌なことはなかったか」は、とても重要なので、ぜひ確認してみてください。
行き渋り以外にも、どんなに些細なことでも職員はお話をお聞きしますので、気軽に相談してみてください!
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