こんにちは!
今日は、SSTを理解し、自分でもSSTができるようになる本をご紹介します。
どんな本?
『子どもの発達障害とソーシャルスキルトレーニングのコツがわかる本』をご紹介します。
本書の特徴は、初心者でもわかりやすいことです!
見開き1ページで1つのトピックについて書かれていて、短く簡潔にまとまっているのでわかりやすいです。
また、見開きページの1/3くらいは図表で解説してあるので、そこを見るだけでも簡単に理解できます。
載っている内容ですが、まず発達障害や発達についての知識、そして応用行動分析の考え方、SSTの知識と具体的なトレーニング方法が、わかりやすく解説されています。
目次
目次の内容で、本書の雰囲気がつかめそうな部分を抜粋してご紹介します。
- 発達障害や認知発達とは何か?
- 発達障害とは?
- 発達に合わせた環境を用意する
- 「DABS」(診断適応機能尺度)とは?
- さまざまなスキルの特徴とは?
- 応用行動分析やポーテージプログラムとは?
- ABC分析とは?
- 応用行動分析の原理
- ソーシャルスキルトレーニングで知っておきたい必須知識
- ソーシャルスキルトレーニングの方法
- 話している人の顔を見るスキル
- 感情スキル
- 忍耐・我慢スキル
- SNSスキル
- 読み書きスキル
かなり抜粋しましたが、こんなにたくさんのことが学べます!
問題行動に対する機能分析や対処方法は、困っている方にはとても役立つと思います。
気になる部分を要約
私が読んでいて気になった部分を抜粋して要約していきます!
もっと知りたい!と思った方は、ぜひ読んでみてください。
1-4 発達障害の診断について
「ADHDだから多動だ」と考えることはありませんか?
しかし、本当は「多動が目立つ場合をADHDと定義している」のです。
つまり、自分なりの対処方法を学び、多動でなくなれば、ADHDとしての困り感はなくなっていきます。
2-4 ソーシャルスキルを身につけることは大切
障害の有無にかかわらず、ソーシャルスキルを獲得していくことは、QOLを向上させていくと考えることが重要。
核家族化が進み、対人コミュニケーションの機会が減少している場合、ソーシャルスキルを学習していくことが大切。
3-1 応用行動分析とは?
本書にも詳しく書かれていますが、応用行動分析(ABA)については、こちらの記事もご覧ください!
3-5 ポーテージプログラムとは?
ポーテージプログラムには、3つの特徴があります。
- 親や家庭を中心としたプログラム
- 一人一人の発達に応じた個別のプログラム
- 応用行動分析を用いる
おうち取り入れられるものです。
気になる方はぜひ調べてみてください!
4-2 ソーシャルスキルトレーニングの流れ
流れは、大きく分けて5段階あります。
- 「教示」→やることを示す
- 「モデリング」→実際にやって見せる
- 「リハーサル」→実際にやってもらう
- 「フィードバック」→どうだったかを伝え、褒める
- 「般化」→様々な場面でもできるようにする
このような流れでトレーニングを進めていきます!
おわりに
第5章では、具体的なトレーニング方法も載っています。
SSTを自分でもやってみたい人や、応用行動分析等を学んでみたい人には特におすすめの本です!