療育のへや

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ADHD就活の振り返り(21卒)

こんにちは!

 

今日は、ADHDの私が、就活の時に大変だったことと、よかったことを書いていきます。

 

私は現在新卒2年目なのですが、就活はぎりぎりコロナが流行する前に終わりました。

なので、少し情報が古い部分もあります。

 

就活生の方や、ADHDのお子さんがいる保護者の方などの参考になれば幸いです!

 

 

①私のADHDのタイプ

まずは、私がどんなタイプのADHDかをご紹介します。

 

私は、「脳内が多動なタイプ」で、頭の中で常に何人もの自分が喋っているみたいな感じでした。

 

あとは衝動性もわりと強めで、思い立ったらすぐ行動するタイプです。

 

また、感覚過敏があり、聴覚が特に過敏です。

 

就活をしていた大学生の頃は、まだ精神科に行っておらず、ストラテラなどの服用もしていませんでした。

 

「脳が多動」が一番しっくりくる表現

 

➁就活でつらかったこと

➁-1 聴覚過敏

一番つらかったのは聴覚過敏です。

 

説明会や面接のために、電車移動がほとんどだったのですが、駅も電車も音がとにかくきつかったです(大学には自転車で通っていました)

 

みなさんは合同説明会に行ったことがありますか?

あれって、ほんとうに音が溢れてつらいんです。

 

高校の文化祭か?ってくらい、各ブースが声を張り上げていて、人もいっぱいで、とにかくつらい思い出でした。

合同説明会は1回しか行っていないし、それも途中でギブアップして退散しました。

 

聴覚過敏持ちの方は、合同説明会要注意です!

 

ノイズキャンセリングを使ってもしんどかった

 

➁-2 長い話が聞き取れない

 

集中力と短期記憶が弱いので、長々と話されると、なにを話しているのか理解できないタイプの人間です。

 

就活でお会いする企業の方は、なぜか話が長い人が多かった記憶があります。

 

メモをとりながら必死に聞いても、結局何を言いたいのかがよくわからないことが多々あり、つらかったです。

 

当時の自分は、「なんで話がわからないんだ!自分はポンコツだ!」と自分を責めていましたが、今はそう思いません。

 

相手がすんなり理解できないような話をするのは、社会人としてダメな人だなと思うようになりました。

 

(でも話は集中して聞いて、相手を理解するよう努めるのが吉です)

 

 

②−3 疲れがすぐキャパオーバーする

これは現在も治っていないのですが、自分の疲労をうまく認識できず、気がついたら限界を超えてしまうタイプの人間です。

 

就活時は、1日にいくつも説明会や面接を入れて、翌日は寝込むなどよくありました。

 

7割くらいの力で就活は頑張るといいと思います。

 

 

③就活でADHDが幸いしたこと

 

私は衝動性が強いタイプだったので、「〇〇社の社員の話が聞ける!」とか、「面接のアドバイスがもらえる!」とか、ちょっとでもよさげな情報を得ると、すぐに申し込みの連絡を入れていました。

 

なので、やる気があると評価されたり、衝動的に行った場で貴重な情報を得られたりしました。

 

また、自分の行きたい業界ではなくても、「この文具メーカーのデザイン好きだから説明会行っちゃおう」などと、色々なところに行きました。

 

なので、社会勉強ができ、色々な人と出会うことができました。

 

そこに就職する気がなくても、好きなブランドとか出版社の説明会等に行くのはおすすめです!

思い立ったら即行動!でした


④役に立った本

就活では、自己分析とか色々やると思います。

 

『メモの魔力』という本が、とても役に立ちました。

 

 

 

 

 

 

メモをすると物事がいい方向に動くし、仕事などもやりやすいという本ですが、
メモの利点のひとつに、自己理解が深まるという部分も紹介している本です。

 

自分への質問がたくさん載っていて、それに答えるだけで自己理解が深まるというものです。

 

こちらのブログに詳しく書いてありました!

jibunmap.hatenablog.com

 

おわりに

 

ADHDの私の就活を振り返ってみました。

 

第一志望の企業には落ちてしまったのですが、その悔しさを糧に第二志望のところに就職することができ、満足しています。

 

また、私はADHDとパンセクシュアルをオープンにして就活をしていました。

それを知って落とすような企業に就職したくないと思ったからです。

(オープンにしたのは人事にだけで、現場の先輩とかには伝わっていません)

 

そのあたりも、マイノリティ就活の難しいところだと思います。

 

悩んでいる方などがもしいたら、お役に立てるかもしれないので、お声がけください!