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本当に発達障害?家では普通に見えるケースについて

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タイトル

こんにちは!

 

今日は、発達障害の診断が下りていたり、発達障害が疑われていたりする場合でも、家では全然そんな感じがしないというケースについて書いていきます。

 

うちの子、発達障害ってい言われたけど、家では普通なんだよね

 

担任の先生から「落ち着きがない」って指摘されたけど、そんなことないと思う

このような経験がある方もいるのではないでしょうか。

 

なぜそのような違いが出てくるのか、その可能性について書いていきます。

 

 

 

原因①家の環境がその子に適しているから

 

原因の1つ目として考えらえれるのが、家の環境がその子に適しているから、問題行動が出ず、「家では普通」という印象になるということです。

 

逆に、学校等の環境がその子に合っていないと、問題行動が起きたり、不適応になったりします。

 

では、詳しく見ていきましょう。

 

うるさい環境が苦手

教室

聴覚過敏などがある場合、多くはうるさい環境が苦手です。

 

学校や保育園は、だいたいガヤガヤうるさいものです。

 

そんな環境が苦手で、パニックを起こしたり、ストレスがどんどんたまったりする可能性があります。

 

私も聴覚過敏持ちで、学校はすごく苦手でした。

 

大学生になってから、耳栓やノイズキャンセリングイヤホン等を使うようになり、マシになりましたが、高校生まではうるさい教室の中でイライラして無口になりがちでした。

 

大人数が苦手

大人数の環境が苦手という子もいます。

 

人がたくさんいるという状況がもう苦手に感じてしまうのです。

 

これも感覚過敏のようなもので、人がたくさんいる=情報がたくさんあるということなので、情報が多すぎてストレスになります。

 

大人数の中で過ごすのが苦手で、ストレスがたまり、発達障害特性が強く出てしまう子もいます。

 

一斉指示が苦手

学校では、ほとんどが一斉指示です。

 

ADHDの場合、一斉指示を出されても、注意を向けていなかったり、すぐ忘れてしまったりします

 

それでしかるべき行動ができず、先生から指摘されてしまいます。

 

家庭では一斉指示を出す環境なんて、よほど大家族でないと発生しませんよね。

 

だから一斉指示が苦手な子は、家庭では困らないのです。

 

 

原因➁家ではいい子に振る舞っているから

決して悪意のある内容ではありません。

 

私自身、ADHD特性が小さいころからありましたが、家族には隠していました。

 

「なんとなくバレない方が良さそう」「嫌われたくない」という思いがありました。

 

私の体験ベースの話にはなってしまいますが、私と同じようなお子さんはたくさんいると思います。

 

 

「嫌われたくない」という思い

 

私は、「嫌われたくない」という思いが強くありました。

 

自分の子が発達障害持ちだからといって、嫌いになる親は多くないと思いますが、当時の自分はそんなことは考えられませんでした。

 

嫌われたくないから、いい子に振る舞おう!とした結果、家でものすごく気を張ることになりますが、発達障害特性を隠すことはできたのです(話題や興味があちこち飛ぶとか、多動な部分とか)。

 

しかし、気を張っているので、ストレスがものすごく溜まりました。

 

もしお子さんが「いい子」を演じてそうだと少しでも思ったら、遠回しに聞いてみてください。

 

知能が高い

問題のないいい子を演じるには、演じるための知能が必要です。

 

また、学校の成績が良ければいい子を演じやすいので、そのための学力も必要となります。

 

成績が良い子や、大人びている子は、ある意味要注意かもしれません。

 

無理して頑張っている可能性があります。

 

原因③家だと人間関係が限られているから

 

ASDの場合、学校で人間関係のトラブルを起こしているケースがあります。

 

そのようなケースは、家だと起こらないため、家庭では見えにくいのです。

 

コミュニケーションが苦手

会話

 

家族とのコミュニケーションと、友人や先生とのコミュニケーションは違います。

 

家族とはもう何年も一緒に住んでいるので、あいまいな表現や独特な方法のコミュニケーションでも成立しても、家族以外の人にはそれが通用しないのです。

 

ASD特性の一つである、「好きなことをずっと話し続ける」という点も、家族ならいつものことだと軽く流せても、学校の友達だと嫌がってしまうかもしれません。

 

ASDでコミュニケーションが苦手なお子さんだと、学校で困っていても、家では困っていないという状況になる場合があります。

 

 

家族は特性をわかってくれている

家族が自分の特性をわかってくれて、無意識にフォローしてくれる場合だと、家では困り感が生じにくいです。

 

逆に、特性をわかってくれていない先生にはすごく怒られるといったことも起こります。

 

家族は特性をわかってくれているから、家では普通に見えるけれど、それ以外の場だと特性を理解してもらえないから、問題行動が目につきやすいという場合があります。

 

 

おわりに

 

発達障害特性を持っていても、家では普通に見える場合について、様々な観点からその可能性を上げてみました。

 

学校での様子が気になる場合は、授業参観等以外でも、保護者の方が学校に様子を見に行くことは可能です。

 

また、放課後等デイサービスの事業内容に、学校連携というものがあり、学校に様子を見に行ってくれる場合があるので、放デイを利用するのもいいと思います。

 

 

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