こんにちは!
今日は、放課後等デイサービスが事業所としてできることをご紹介します。
療育以外でも、実は利用できるサービスがいくつかあります。
放デイ側も、特段ニーズがないとそのサービスについて紹介しないことが多いかと思うので、
今回は放デイができる、療育以外のサービス内容についてご紹介します。
(対応できるかは事業所によるかもしれませんが、放課後等デイサービスのサービス内容に入っていて、それを行うと加算といってお金がもらえるサービスを今回は紹介します。おそらくどの放デイもできるはずです)
放課後等デイサービスをフル活用したい!
事業所内相談
「事業所内相談」というのは、その放デイの職員や管理者に、保護者の方が相談できるサービスです。
相談をすることで、「事業所内相談加算」がつくので、放デイが少しお金をもらえる制度です。
普段の療育のことを相談するのもいいですし、ご家庭で困っていることを相談するものOKです。
個別療育の放デイは、普段からフィードバックの時間に保護者の方とお話をする機会がありますが、そうでない事業所に通っている方や、フィードバックでは話しきれない方におすすめです。
どんな悩みでも、とりあえず放デイに相談しておけば、役所や相談支援事業所など、しかるべき機関につないでくれるので、その点も便利です。
対面ではなく、電話や、場合によってはzoom等でもOKな場合があるので、確認してみてください。
ぜひお気軽に、相談をしてみてください!
学校連携
お子さんが通っている学校と、放デイで連携をすることもできます。
連携も事業所に加算としてお金が入るので、たいていの事業所が対応していると思います。
学校連携では、個人情報を連携することになるので、保護者の方の許可が必要だったり、保護者の方を介して最初はやりとりをしたりすることがあります。
その面は少し面倒かもしれませんね。
大きく分けて2パターンあるので、ご紹介します!
先生と情報共有
一番シンプルなものが、放デイと担任の先生との情報共有です。
電話やオンラインで情報共有ができます。
内容として、たとえば、放デイで上手くいっている勉強法があり、それを学校に伝えるなどがあります。
また、学校での様子を聞き、学校で楽に過ごせるように放デイが支援内容を組みなおすということもあります。
通常級から支援級に移ろうとしているお子さんのケースで、通常級と支援級の担任と放デイで話し合い、それぞれの場での支援を統一するといったケースもありました。
学校でのお子さんの様子を見学
学校と放デイの都合が合わないと難しいのですが、実際に学校に見学に行くことも可能です。
保護者の方が見学に行くと、いつもの学校での様子がわからない場合がありますが、
放デイ職員なら特に意識をしないというお子さんは多いです。
学校に見学に行くことによって、学校と放デイの支援方向の統一を図ることができます。
また、学校の先生ではない目線からお子さんを見て、新しい角度から保護者の方に意見や所感を伝えることもできます。
放デイとしても、お子さんの様子を見られるのはとても貴重で重要な時間になります。
他デイ連携
放デイを複数利用している場合、それぞれの放デイ同士で連携をすることも可能です。
たとえば、預り型のデイでの様子と、個別療育のデイでの様子を共有して、困りごとの解消や、よりよい指示の出し方の検討などを話し合うことができます。
放デイ職員は、実は他のデイについてほとんど知識がない人が多いので、他デイとの連携は重要です。
また、何か問題行動がある時に、その時に対処方法をすべての放デイで統一することが大切です。
癇癪をおこした時に、気をそらせるのか、一人にさせるのか、なだめるのか……
それらを統一しないと、お子さんは混乱してしまいます。
おまけ―知らないと放デイに怒られるかも!NG行為―
複数放デイを利用している方にしか関係のない話なのですが、NG行為が1つあります。
それは、1日に複数の放デイを利用することです。
預りの療育に預けてから、個別の療育に行くことはNGです。
「放デイの利用」というのには、「欠席加算」も含まれます。
「欠席加算」というのは、体調不良や送迎困難等で、「利用したかったのに行けない」という場合に、利用の代わりに事業所が取れる加算のことです。
放デイの予定がダブルブッキングしていた場合は要注意です!
放デイAには行ったが、放デイBには「体調不良です」と嘘をついて休むと、放デイAも放デイBも利用になってしまい、1日に2つ利用したことになってしまいます。
予定を立てる段階から、放デイをダブルブッキングしないよう調整しましょう。
おわりに
意外と知られていない、放デイでできることをご紹介しました。
気になるサービスがあれば、ぜひご利用の放デイに聞いてみてください!