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今日は、ASD(自閉スペクトラム症)のお子さん向けの、ソーシャルスキルトレーニング(以下SST)のアイデアを3つご紹介します。
以前ツイッターで、ASD児のSSTについてアイデアを募集している方がいらっしゃったので、今回ブログのテーマにしてみました。
未就学児~小学校低学年のお子さん向けを意識しました。
次回、少しレベルアップした中級編も書きます!
表情理解
ASD児は、人の表情から感情を読み取ることが苦手な場合が多いです。
そこで、表情を見てどんな気持ちかを考える練習が有効です。
実際に保護者の方が「笑う」「おこる」などの表情をして、当ててもらうゲームをしてもいいですし、
プリントで学習していくのもいいと思います。
おすすめのサイトはこちら。
例えば、色々な表情をした人間が5人いて、「笑っているのは誰?」と提示され、該当する表情を丸つける などのプリントがあります。
こちらのプリントは、かるたのようにして遊びながら学習ができます。
まずは表情+気持ちのカードでインプットして、
次は気持ちの言葉が書いていない表情だけのカードを使って、かるたをしてみましょう。
カードを全部置いて、「悲しい顔どーれだ?」と言って、該当する表情をとる遊びをすることで、アウトプットができます。
好き嫌い
快・不快は、人間の最も根源にある感情だと言われています。
言葉を覚えていない赤ちゃんは、笑い声や泣き声で、快・不快だけは伝えられるようになっています。
SSTとして、色々な感情を学ぶ前に、自分にとって好きか嫌いかを判断し、表出する練習をしてみましょう。
例えば、色々な絵カードを用意して、それを好き・嫌いで分ける。
他には、紙の上側に好き・嫌いと書いて、思いつく限り好きなものや嫌いなものを書いてもらう。
簡単にできてしまったら、どんなところが好きか・嫌いかまで言う練習もしてみましょう。
気持ちの語彙を増やす
言葉として「嬉しい」「寂しい」などを知っていないと、自分が感じた気持ちに言葉でラベリングすることができません。
気持ちを表す言葉の語彙を増やし、意味を理解するのが重要です。
イラストと、言葉を線でつなぐプリントが、簡単でわかりやすくおすすめです。
おすすめプリントがこちらの2つのサイトに上がっています。
そのほかに気持ちの語彙を増やす方法として、絵本が有効です。
絵本を読みながら、登場人物を指して、「この人は今どんな気持ちかな?怒ってる?泣いてる?」など、質問をしてみます。
イラストやセリフ、状況から、気持ちを表す言葉を楽しく学んでいけます。
おわりに
友達と遊びながら、自然と感情について学んでいくお子さんもいますが、ASD児には、こういった事前学習が役に立つ場合が多いです。
どのプリントも、会員登録など不要ですぐにダウンロードして使えるので、ぜひ試してみてください!
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