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無資格でも放課後等デイサービスで働ける?現場の実体験を紹介


放課後等デイサービスの求人を見ていると、「無資格でもOK!」「資格がなくても働けます」などと書いてあることがあります。

 

そのような職場の実態は、どうなっているのでしょうか?

 

放課後等デイサービスに無資格で入社した私の実体験をご紹介します!

 

 

 

 

勤めていた放デイの概要

私が勤めていたのは、塾のように1時間個別や小集団で療育をする放デイ。

 

無資格でも入社可能で、実際に中途入社の先輩は、前職は違う業界で無資格でした。

 

保育士や作業療法士などの資格があれば、資格手当がつきますが、資格がなくても働くことができました。

 

学童のような預り型の放デイと比べて、より高い療育の知識や技術が必要な場面もありました。

 

私は入社当初は無資格でした。

 

大学で心理学専攻だったので、そこを評価していただき入社できました。

 

その後、働きながら保育士資格をとりました。

 

 

ぶっちゃけ無資格ってどう?

私は無資格でしたが、大学で心理学を学んでいたこと、障害科学も勉強していたこと、バイトで子どもと接していたことなどあり、正直無資格で苦労することはありませんでした。

 

ただ、無資格で入社した他の社員を見ていて、「心理学の知識があればそんな対応しないはずでは…」「強化や弱化がわかってない…応用行動分析を学んでほしい…」と思うことが多々ありました。

 

他にも、保育の勉強だけしていた同期が明らかに間違った対応をしていたり、教員免許を持っていても発達障害に対する理解が全くない人がいたりしました。

 

 

もちろん会社で研修はありますが、私の会社は現場で仕事を覚えつつ研修がちょこちょこあるだけでした。

 

最初に1か月研修をがっつりやる職場ならまだしも、OJTという名の新人を頭数と数えて働かせるような会社では、知識を身につけてから子供と接するのは難しいと思います…

 

 

障害やABAの知識があれば大丈夫

資格というよりは、発達障害や知的障害に対する知識と、ABA(応用行動分析)の知識が必要だと私は思います。

 

障害の知識がないと、お子さんのどういった特性が困り感を生んでいるのかわかりません。

 

また、どのように支援したらいいのかもわかりません。

 

ABAの知識がないと、不適切な行動を強化してしまったり、支援が上手くいかなかったりします。

 

 

まとめ

無資格でも放デイで働くことはできます。

 

資格が必要と言うよりは、障害やABAの知識が必要です。

 

知人の勤める放デイでは、最初にABA研修があるそう。

 

私が勤めていたところのように、大手でも研修が適当な放デイもあるので、無資格で心配な人は研修の充実具合を聞いてから会社を決めると良いと思います。

 

また、放デイを探している保護者の方は、候補になっている放デイの求人を見て、資格や研修の欄をチェックするといいかもしれません。

 

 

 

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