こんにちは!
いきなりですが…
みなさんは、おうちで性教育ってしていますか?
学校の先生などの、子どもに関わる仕事をしているみなさんも、性教育をしっかりしていますか?
今日は、性教育の重要性について書いていきます。
特に、発達障害や知的障害があるお子さんに重要です。
さらっと読める本や、本格的な本まで、さまざまな性教育関連の本もご紹介します!
こんな風に困ったことありませんか?
「赤ちゃんってどうやって生まれてくるの?」と聞かれて、答え方に迷ったこと、ありませんか?
悪気なく性器いじりをしている子どもに対して、どう言ってやめさせればいいか困ったことはありませんか?
子どもに貸したPCやスマホに、アダルト系の検索履歴が残っていて、驚いたことはありませんか?
これらのような悩みをダイレクトに解決できるのが性教育です。
なぜ性教育は重要なのか
まずは、上記のような悩みにスムーズに答えるために、重要であると言えます。
次に、性教育は「自分の体や心を大事にして、他人の体や心も大事にする」ことを学ぶものです。
子どもに性教育をすることで、自分や他人を大切にする力をつけさせることができます。
特に発達障害や知的障害がある子にとって性教育は最重要
発達障害があるお子さんは、お友達や初対面の人との距離感が近すぎるという問題がある場合があります。
また、言われたことをストレートに受けて、変な風に性の情報に踊らされてしまう場合もあります。
他にも、身体感覚が未発達の場合、自分の体について教えることは大切です。
知的障害がある場合は、性被害や意図せぬ性加害にも気を付けなくてはなりません。
実際に、知的障害がある10代女性が性被害を受ける割合は、健常者よりも高いです。
また、性的な意図はなく「可愛いから仲良くなりたいと思った」という理由で女性に近づき、性加害者になってしまう人も少なくありません。
具体的にどう性教育をしたらいいのか
性教育には、3つの柱があると私は考えています。
- 身体について
- スキンシップについて
- 多様性について
この3つです。
詳しくみていきましょう。
身体について
自分の身体や性器について知ることは大切です。
言葉では伝えるのが難しく、恥ずかしいと思う方も多いと思うので、絵本を活用することをおすすめします。
おすすめの絵本です!
性器を汚い手で触ることや、人前でいじることはダメとか、
生理がなぜ起きるのかなど、
図解でわかりやすいのが絵本のいいところです。
性教育のファーストステップとして、「身体について知る」ことから始めてみてはいかがでしょうか。
スキンシップについて
「子どもに胸を触られるのが嫌」
「SEXって何?と聞かれたが、どう答えたらいいかわからない」
こんなこと、ありませんか?
スキンシップについても、性教育の大切な部分です。
「相手の身体を許可なく触らない」
「大切な相手とは特別なスキンシップをすることがある」
この2つが重要なポイントだと思います。
変にはぐらかして答えるのは、あまりよくないです。
こちらの本には、そういった答えにくい質問に対するQ&Aが載っています。
たとえば、
聞かれてすぐに答えられなかったら、「今は上手に答えられないから、調べてまた伝えるね」でOK など。
「うんこ」「おしり」で大爆笑しているのに対して、
「そういう言葉っておもしろいよね。ただその言葉が苦手で聞きたくない人もいるから、みんなの前ではやめようね」と伝える。
「SEXってどんなふうにするの?」に対して、
「性について教えてくれる絵本を一緒に読んでみようか!」と答える。
自分のプライベートな部分は守り、言いたくないことは言いたくないと伝える。
こんな風に、とてもわかりやすく書かれています。
多様性について
ジェンダーやセクシュアルマイノリティの話です。
(大学時代、私はこの分野を専攻していました)
男の子がメイクセットのおもちゃを買ったって、なにもおかしくない!と、瞬時に思えますか?
自分の娘に、「好きな人ができた。女の子なんだけど…」といわれたときに、動揺しないでいられますか?
そういった意味でも、多様性についてしることは大切です。
また、子どもが男女差別やLGBT差別をしないようにするためにも大切です。
こんな本も出ています。
私はパンセクシュアルというセクシュアルマイノリティなので、何か質問等あればいつでもご連絡ください!
おすすめの本
最後に、おすすめの本をご紹介します。
先ほども紹介しましたが、とにかくわかりやすい&実践しやすい印象です。
20分もあればさらっと読み終えられるのも魅力です。
オランダの進んだ性教育について書かれています。
「日本はなんて性教育が進んでいないんだ!」と絶望したくなります……
子どもに対して、海外ではどのように性教育が行われているのかを知りたい方は必見です。
イラストがたくさんあり、読みやすいです。
「親世代はまともな性教育なんて受けたことがないから、子どもに性教育をできなくても仕方ない」というスタンスで、丁寧に進んでいきます。
このあたりは、少し難しい本になってきますが、
性教育についてもっと知りたい方や、教育に携わる方は必見です。
このあたりは、多様性に関する本です。
今は色々な書籍が出ているので、性教育に興味をお持ちの方は、ぜひ読んでみてください!!!